気になる星座や太陽系惑星の位置を知るための方法には、主に4種類ほどあります。勿論、これ以外にもあるかもしれませんが、代表的なものから簡単なものまでを紹介します。
晴れた日に、ふと夜空を見上げると星々や月が輝いていることに気づくことがあります。
この夜空の星って、どうやってできたのかって思ったことはありませんか?
良く知られているとおもいますが、最近では、我々の太陽系を含む宇宙は、約120億年前にビッグバーンによって生成されたと言われています。
このビッグバンとは、いきなり、無の世界から我々の宇宙が誕生したそうです。
この無というのは、まだ、分かっていないようです。
そして、我々の宇宙は、以前は、いずれ縮小していくと考えられていましたが、最近では、まだまだ、膨張していると言われています。
以前の考えで良く例えで使われていたのが、宇宙を風船として捉えていたことです。
風船が膨らんでいる状態がビッグバンの始まりで、いずれ、膨らんだ風船がしぼんでいくという考えで、元の、ビッグバンの始まりまで戻ると言われていました。
その考え方が覆されたというのが、最近の宇宙の考え方のようです。
さて、我々の太陽系があるのは、天の川と言われる銀河の淵に近く、しかも、銀河の中心からかなり離れたところにあります。
我々の銀河は一つだけで構成されていますが、宇宙には、このような銀河が集まった銀河団というのがあります。
この銀河団の数も半端ではないくらい多いようです。そして、一つの銀河にある星は、数億から兆まであるそうです。
しかも、これらの総重量は、我々の宇宙の4割しかないそうです。
そうなんです。それ以外の6割の重量は、ダークマターと言われるものだそうで、目に見えることもなく、観察することもできていません。
これとよく似たものでブラックホールというのがありますが、こちらも、光を吸収しているので目にはみえませんが、重量がとてつもなく大きいので、ブラックホールを横切る光が、ブラックホールに引っ張られて曲がることが分かっています。
なので、ここにブラックホールがあることが分かるそうです。
実際に、幾つかのブラックホールが発見されています。
さて、実際に見たい星の位置を見つける方法について説明していきます。
星の位置を見つける方法には、4つぐらいの方法があります。
順番に説明していきますね。
・ 紙でできた星座早見盤と呼ばれるものを利用する方法
・ パソコン版のフリーソフトを利用する方法
・ 任天堂のDS版ソフトを利用する方法
・ 自動追尾装置を利用する方法
1. 紙でできた星座早見盤と呼ばれるものを利用する方法
これは、一番安くて、非常に簡単です。
天体望遠鏡のセットを購入すると付属品としてついてくることが多いです。
下図のように、日付と観測日時、観測地点を紙でできた円盤を回していきます。
更に、実際に見るときには、見る方角にこの円盤を向けて、位置合わせをおこないます。
特に、難しことではありません。
簡単にセットできます。
ただ、精度については、おおまかなことが多いので、大体の位置合わせとして使用するのが良いでしょう。
もし、天体望遠鏡を購入しても付属していない場合には、別途購入すると良いでしょう。
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2. パソコン版のフリーソフトを利用する方法
パソコン版のフリーソフトを利用する方法は、非常に正確にできていて、拡大もできるので、このソフトを使って、それぞれの星座を拡大するだけでも楽しめます。
どちらかというとパソコン版プラネタリウムに近いイメージでしょうか?
勿論、プラネタリウムのようにキラキラ輝いているわけではありません。
例えば、下図は、2018年10月14日の19時36分ごろの南の空でみえる星座を表示しています。
太陽系惑星では、火星、土星が見えることが分かります。この時間帯では、土星は、地平線に近いので
見えない可能性もあります。
ソフトの名称は、「Stellarium」というORGソフトなので、安心してつかうことができます。
インストール後に各種の設定が必要になります。
ただ、多少、分かりにくいところがあります。
なので、使い方などについて説明しておきますね。
1) 使い方
① 言語の選択
日本語と英語の選択ができます。
基本は、日本語で良いでしょう。
メニューや星座、惑星などの名前が日本語で表示されます。
② 観測地点を選択
観測地点は、あらかじめ用意されていて、自由に決めることができません。
あなたが住んでいる都市をアルファベット順にみていきます。
もし、無ければ、あなたの住んでいる場所で大きな都市を探すと見つかる可能性が高いです。
具体的には、tokyo japanなどと登録されています。関東近辺の人はこれでも十分かと思います。
③ その他の設定
星座名や惑星名の表示、子午線や赤道の表示など、好みに応じて設定することができます。
この辺は、それほど難しくないので、使っているうちに慣れてくると思います。
④ 見たい時期や時間も可能
基本的には、通常の時間の推移にあわせて、星座も移動していきます。
例えば、日中にみると明るくなっていて、星座はみえません。
日没近くの時間帯から徐々に星などが見え始めます。
・ 更に、移動の進め方として、早送りや巻き戻しも可能
なので、その日の夜に目的の星座をみたいと思った場合には、早送りをすることで、一番、あなたが観察しやすい時刻を見つけることができます。
一応、方角と高さと時刻を覚えておいて、その時刻の前に、星座を観察する準備をすると良いでしょう。
勿論、パソコンを持っていくのもよいかもしれません。ただ、天体観測は、暗いほど見やすいので、パソコンの明かりは、星座の観測の邪魔になる可能性もあります。
このへんは、工夫してみてください。
・ 欠点もあります
パソコン上で観察する星座の位置を表示しているだけなので、実際に、夜空をみても、位置が分かりずらい可能性があります。
パソコン上での位置は正確です。ただ、あくまでもパソコンだけの話になります。
なので、「項番1」の方法よりは、目的の星座を見つけるのは、慣れが必要かもしれません。
加えて、ある程度分かりやすい大きさで表示しているので、実際の星座の大きさのギャップもあり、中々、見つけにくい可能性が高いかもしれません。
ある程度、目安として使用するのが良いと思います。
勿論、月や木星、金星など分かりやすいものは、このソフトを使うといつの時間にどの方角にあるかがわかるので、簡単に見つけることができます。
3. 任天堂のDS版ソフトを利用する方法
このソフトは、現在、販売されていません。
ただ、中古では、アマゾンなどで販売されていました。
① 使い方
DSにこのソフトをはめ込んで、夜空の星に向けるとその方向にある星が表示されます。
ほぼ、同一の位置に表示されるので、目的の星座を見つけやすいです。
② このソフトを使って目的の星座を見つけたら、
その方向に双眼鏡や天体望遠鏡を向ければ、ほぼ、星座観測ができます。
多少、DSを両手で持つので、長時間持つと疲れてきます。
それと、手で持つので、かなり、星座の位置がぶれることになります。
何かで固定するといいかもしれませんが、今までは、手で持って、どこにあるかを探していました。
多少のブレは、慣れてくるとそれなりに目的の星座に一致させることができます。
③ 双眼鏡や天体望遠鏡の横で見るのが良い方法
ソフトが示している星座の位置は、ある程度正確です。
しかし、その星座の位置を確認して、双眼鏡や天体望遠鏡でみることになるので、この時に、星座の位置を見失うことが生じます。
なので、天体望遠鏡の上あたりにDS本体をおきながら、天体望遠鏡で見るとそれほど、目的の星座の位置もズレずにみることができます。
④ メリット
簡単に見たい方向の星空に向かって、DS本体をかざすとその付近の天体が表示されるので、使いやすいと思います。
精度は、それほど高くないかもしれませんが、大体の位置がわかるのは、重宝しますね。
⑤ デメリット
デメリットというかもう販売されていないという点ですね。
ただ、中古は、今も販売されているので、どうしても使用してみたいと思う方は、アマゾンで調べてみてください。
ちなみに、値段は、中古で2千円代でした。
新品も販売されていましたが、非常に高くてビックリしました。
中古でも十分だと思います。
4. 自動追尾装置を利用する方法
これは、当ブログで紹介している天体望遠鏡の選び方→初めて天体望遠鏡を購入する際のコツ
で紹介している反射式天体望遠鏡には、この自動追尾装置が付属しています。
1) 自動追尾装置の使い方
自動追尾装置を利用する方法には、下記のように二種類あります。
・ パソコンと連動する方法
・ 直接、星座を入力する方法
1) パソコンと連動する方法
これは、目的の星座をパソコンで指示して、その星座を自動で追尾する方法になります。
このために使用するパソコンは、ノートパソコンになると思います。
しかし、一つ難点があります。
それは、天体望遠鏡を載せるために赤道儀を使用しますが、この赤道儀とパソコンをつなぐ、インタフェース用のジャックが、今のパソコンには、付いていません。
なので、このためのRS-232Cケーブルを連結するための:RS-232Cインターフェースが必要になってきます。
私は、そのために、このインターフェースがついている中古のパソコンを購入しました。
しかし、購入しただけで、結局、パソコンを使用して、自動追尾をやったことはありません。
準備だけして終わってしまいました。
しかも、中古パソコンだったために性能も良くなくて、しまいには、電源も入らないというトラブルも生じ、結局、無駄な投資に終わってしまいました。
2) 直接、天体望遠鏡を制御する方法
実は、これが、当初、自動追尾装置つき赤道儀を購入した際に、使い方の説明書をみても非常に難しそうに思い、パソコンなら簡単だと思って、必死に、購入した赤道儀と連携できるインターフェースを持っているノートパソコンを探して、やっと、見つけたという感じでした。
ところが、赤道儀の自動追尾装置の説明書を読むと意外に簡単に目的の星座を見つける設定ができることがわかり、それ以降は、パソコンで操作するということをやめてしまいました。
なので、赤道儀に付属している自動追尾装置の説明書をみて、操作するのが一番簡単だと思います。
多分、どの自動追尾装置も方法は、同じだと思いますが、私の持っている自動追尾装置は、日本製ではないので、今回紹介している天体望遠鏡の赤道儀の自動追尾装置の使い方が違う可能性があるとおもうので、説明はしません。
下図のようなコントローラーで追尾星座の設定を行うことができます。
ただ、紹介している天体望遠鏡は日本製なので、分かりやすい説明になっていると思います。
実際に、ケンコーの赤道儀の自動追尾装置の設定の方法を覗いてみましたが、分かりやすく記載されていました。
詳しくは、付属の説明書を見ながら設定すると良いと思います。
パソコンで目的の星座をみながら操作できるのは、魅力的かもしれませんが、先ほども述べたように、色々とインターフェースを揃える必要があるので、こちらの方法でも十分目的の星座をみつけることができると思います。
5. 気になる星座や太陽系惑星の位置を知るための方法のまとめ
今回は、気になる星座や太陽系惑星の位置を知るための方法として、4つを紹介しています。
一番コスト面で良いのは、項番1になるかと思います。
次は、自動追尾装置になるかと思います。ただし、自動追尾装置は、あくまでも赤道儀を使用した場合のみです。
なので、双眼鏡や赤道儀でない経緯台の場合には、基本的に、この方法はとれません。
項番1から項番3の方法で行う必要があります。
3番目は、項番3のDSのソフトが良いと思いますが、販売されていないのが難点です。
勿論、中古でも十分だと思います。
4番目は、項番2のパソコンのソフトかなって思います。
ただ、このソフトは、見ているだけも楽しめるというメリットもあるので、結構、おすすめです。
一度試しに、インストールして、みてください、かなりの倍率までサポートされています。
なので、かなり、遠くにある星座などもみることができます。
勿論、このレベルになると普通の天体望遠鏡では観察することは無理です。
多分、ハワイとかにある大型の天体望遠鏡で撮影したものを表示しているのではないかと思います。
その理由は、ある程度、拡大すると一部写真に切り替わったりします。
それ以外の楽しみ方として、南半球での星座もみることができることです。
南十字星は、オーストラリアとかにいかないとみれませんが、この星座も観測場所をオーストラリアにかえるだけでみることができます。
この点を含めても十分に楽しめると思います。
是非、これらの星座をパソコンで観察して、実際に天体望遠鏡でみることができたら、あなたの世界観が変わるかもしれませんよ!
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