45~55歳頃に迎える更年期!閉経後に大切なのは自身の心のケア!
閉経したら何が変わるの?
もちろん、経験もないので、不安感も増してきます。
そして、よく耳にする閉経後の様々なトラブルの話。。
真実の話もありますが、実態とかけ離れたことも多いので、あまり深刻に考えないことも重要です。
更年期や閉経後に多くの女性が抱える悩みとは?
女性である限り、避けては通れない45~55歳頃に迎える更年期。
卵巣機能の低下とそれに伴う「生理の終わり」と共に、心身にさまざまな不調が生じやすくなります。
女性のシンボルと言われる子宮の影響は?
お子さんを産むための大切な子宮ですが、たまに、お子さんを産むことによって、子宮離脱という事象が生じる場合があります。
もちろん、産後に回復する場合が多いようですが、子宮離脱が回復せず、子宮を切断したほうが良いこともあります。
子宮をすべて除去しないそうですが、それでも、生理が止まってしまいます。
しかし、そのような場合でも、年齢が更年期に達していなければ、更年期の症状はあらわれないとのこと。
実際に、私の知人に子宮を半分とった方がいますが、年齢が40代前半であったため、とくに、更年期といった症状はでないといっていました。
あくまでも更年期は年齢に依存するようです。
さて、そんな更年期ですが、
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閉経による更年期の良し悪し?
閉経の平均年齢は50歳頃といわれています。
閉経を境に更年期は本格化してきます。
閉経したことによる良い点とは
閉経と聞くと大変ということを想像しがちですが、意外なことに閉経したことに対するポジティブな声もよく聞かれます。
・ 生理から解放されて楽になれた
・ 重かった生理がなくなり、これからは安心してどこにでも行けそう
など。
先ほども述べましたが、子宮離脱のために子宮を半分除去した知人も同様な感想をいっていました。
それほど、生理というのは女性にとって重荷になっているのかもしれません。
閉経による悪影響
その反面、
・ 皮膚や粘膜の乾燥がひどくなった
・ 以前にも増して化粧のノリが悪くなった
・ シワが日に日に増えている
・ 手荒れが治りにくくなった
・ 全身が乾燥してクリームが欠かせない
・ ドライアイで目薬が手放せない
といった不調の話を耳にすることが多いです。
太りやすくなりおばさん体形に
これは、女性ホルモンのエストロゲンが減ることによって脂肪の分解が少なくなってしまうためです。
そのため「食事に気をつけているのに全然やせなくて……」、いわゆる「おばさん体形」になっていくことの悩みも増えていきます。
このように、閉経による体に関する良し悪しが見られますが、一番の問題は、メンタルへの影響かもしれません。
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閉経後に焦りやメンタルに影響する要因!
今述べた見た目や体形の悩みは、閉経後に女性ホルモンの分泌が激減するために起こります。
しかし、この体形への影響を女性としての魅力が失われていくことと捉えてしまうとメンタルに影響を与えることにつながります。
メンタルに影響することとしては下記のようなことが考えられます。
あきらめなど後ろ向きな考え方へと変化
女性ホルモンの減少することによって、美肌づくりやダイエットに励んでも劇的な効果が現われにくくなります。
その結果、
・ 無駄な努力といった消耗感を感じてしまう
お金や時間を投資して努力してもよい結果に結びつかなくなって、自己効力感が上がらなくなってしまうこと。
・ どうせもう若くないのだからとあきらめの気持ちが生じたり
・ 鏡に映る自分の姿を見るたびに自信を失う
などすべてに関して後ろ向きな思考に陥ってしまう。
閉経後に起こりがちなメンタルのトラブル・心の病気
閉経後には、女性ホルモンの減少による様々な体の不調や病気の治療にエネルギーを奪われやすくなることで、メンタルも不安定になりやすくなります。
閉経後にあたる50代前半の年齢での家庭環境の変化
家庭においては
まず、お子様に関して
・ 思春期であったり
・ 受験であったり
・ 就職
などの問題がでてきます。
さらに、旦那様に関して
・ 旦那様も加齢により体に無理が利かなくなったり、
・ 仕事においては役職定年などを迎えて収入が減る
などの問題もでてきます。
こう言う環境下で、子どもの学費や家のローン、老後の資金、老親への援助などの経済面での不安が重なり、心労へとつながっていきます。
今まで専業主婦だったあなたが働きに出なければならず、慣れない仕事で心と体が疲弊してしまいます。
今まで述べたことからお分かりいただけると思いますが、閉経後にあたる50代前半の時期は、心身共に負担がかかりやすく、メンタルに大きな影響を与えることになります。
閉経後のメンタルへの影響を少なくするために
閉経後は女性ホルモンが減少するので、あなたの体への影響は少なからずでてきます。
なので、メンタルへに影響を極力少なくするために、体の健康を守ることを考えましょう。
そのためには、
・ 閉経後はあなた自身の体や心をいたわること
・ 無理をしないこと
・ 家事も仕事も完璧主義にならないこと
・ 疲れたら休む、夜は早く寝る
といったことがとても大切です。
そのため、体が疲れやすいので休養を心がけ、活動をやみくもに増やさないこと。
健康のためにと考え実行することは厳禁!
健康に良いからといって、やたら、手を出すことはやめましょう!
例えば
・ とりあえずやってみよう
・ 話題のものだから、見に行ってみよう
という感じでやたらと手を出したり、出かけたりするのではなく、
本当にやりたいことを選んで、のんびりと時間をかけながらじっくり取り組んでみることです。
そして、メンタルを悪化させてしまう行為が
・ 人と比べないこと
・ 特に若い人や「若い頃の自分」と比べること
ありがちな発想として、
・ 若い頃はもっとできたのに
・ もっと綺麗だったのに
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閉経後の女性としての魅力
閉経後の今だからこそ、醸し出される女性としての大らかな美しさ、周囲に対する理解力、思いやりの心、物事への深い洞察力などが考えられます。
それらは、50代だからこそ発揮できるものです。
閉経後だからこそ感じられる豊かな感性を楽しみ、味わっていきましょう。
このような意識を持つことで、あなた自身を褒めてあげて、自分らしく生きることにつながります。
何事も考え方次第です。
閉経後は新しい人生の始まり!
自分を大切に人生を楽しんでいく気持ちを、閉経で生理と別れを告げることで、あなたは生まれ変わることができます。
それは女性らしさの喪失ではなく、壊れやすく繊細になったあなたの体を大切にし、体と対話をしながら、これからの長い人生をゆっくりと焦らずに進んでいけるということです。
あなた自身を労ることができると、家族を含め周りの人を労ることができるようになります。
閉経は、あなたにとって一つの転機です。
それでも、大げさに考える必要もないと思います。
ゆっくりとあなた自身と向き合える時間ができたのだと思うことが大切かもしれません。
そのためには、あなた自身の体を大切にすることです。
女性の誰もが通る道でもあるのです。だから、いたずらに不安がらずに自然体で受け入れていきましょう。
何度も繰り返しますが、頑張りはやめにしましょう。
あなたが今できる範囲で十分なんです。