大人や子供が初めて星座観察するために、長期間使用できる天体望遠鏡の選び方のコツとは!
いよいよ、星座観察に相応しい時期が近づいていきます。
まだ、晴れの日が続くことは無い状況ですが、冬になれば、晴れる日が続くのが関東地方や太平洋に面した地域になります。
星座観察の基本は、晴れていることが条件です。
そして、できれば、風が無ければなおよい条件だと言えます。
冬場は太平洋側は晴天が続くことが多いですが、二つの欠点があります。
一つは、寒いということです。
二つは、空気にゆらぎがでることです。
良く、冬の星がチカチカすると言われますが、これは、空気のゆらぎによるものです。
しかし、それでも、冬場は、星座の数が多くみることができます。
なので、星座観察としては、冬は、もっともよい季節ということになります。
そんな、星座観察に相応しい時期に、一度は、天体望遠鏡で星座を観察したいと思ったことがありませんか?
そのためには、どのような天体望遠鏡を選ぶとよいのでしょうか。
1. 星座をみる人とお金のかけかたで選択する天体望遠鏡が決まる
基本的には、ある程度長く、購入した天体望遠鏡を使い続けることを前提として話をすすめていきます。
勿論、あなたも同様に考えていると思います。
しかし、天体望遠鏡は、それほど安易に選択できるほど簡単ではないです。
勿論、ホームセンターなどで簡単に手に入れることもできますが、このようなホームセンターで購入すると後悔してしまうことが多いです。
なので、星座を誰が中心にどのレベルまで観察したいのかによって、選ぶべき天体望遠鏡が良いかを説明していきます。
その前に、天体望遠鏡の種類について説明していきます。
2. 天体望遠鏡の種類には何がある
大きく分けて二つの種類があります。
・ 屈折式天体望遠鏡
・ 反射式天体望遠鏡
1) 屈折式天体望遠鏡とは
直接、観察したい星座に天体望遠鏡を向けて、直接レンズを通してみる望遠鏡です。
基本は、双眼鏡と同じです。見たい星座に天体望遠鏡を向けて、手前にあるレンズからその星座をのぞきこむ感じです。
なので、観察したい星座に天体望遠鏡を向けるだけで観察できてしまいます。
非常に簡単ですね。
勿論、双眼鏡のように手に持つことができないので、通常は、架台と三脚の上に天体望遠鏡を載せてみることになります。
2) 反射式天体望遠鏡とは
星座の光を天体望遠鏡の底面に設置したある凹面鏡に反射させて、天体望遠鏡の先頭にあるレンズを通して観察することになります。
なので、星座に直接天体望遠鏡を向けても方向があっているかどうかが分かりにくいです。
基本的には、天体望遠鏡の横から観察します。
なので、屈折式天体望遠鏡に比べて多少、観察にコツが必要になってきます。
次に、この二つの種類の天体望遠鏡をどのように選ぶかについて説明していきます。
3. あなたの子供の星座の観察に適した天体望遠鏡とは
勿論、あなたの子供といっても小学校の高学年からとなります。
子供中心の場合の天体望遠鏡を選ぶポイントは
・ あなたの子供の力でも持ち運びが簡単なこと
・ あなたの子供が簡単に扱えること
この二つの条件を満たさないと常に親とか大人とかが付きそう必要がでてきてしまいます。
この条件に合致する天体望遠鏡は、屈折式天体望遠鏡になります。
詳しくはこちらの記事をクリックしてください→あなたの子供むけに相応しい天体望遠鏡とは
この記事で紹介している屈折式天体望遠鏡は、入門機としても十分な性能を備えていますよ!
あなたが、本格的な天体望遠鏡を購入した後でもサブ機として長く使用することができます。
なので、後悔することのない天体望遠鏡です!
コスパも良く秀逸な天体望遠鏡と言えると思います。
4. 大人のあなたが初めて購入する天体望遠鏡に良いのは
大人なので、ある程度の天体望遠鏡に重量があっても、持ち運びできるレベルで、観察できる天体もそこそこの大きさで見れることになります。
前述した屈折式天体望遠鏡では、木星や土星など太陽系の惑星の観察も可能ですが、多少、というかかなり惑星の大きさが小さすぎる感じると思います。
なので、最初は、子供と一緒にこの二つの木星や土星を観察して、満足していても、次は、はっきりと木星の模様や土星のリングを見たいと思ってきます。
これは、私の経験からも最初は、屈折式天体望遠鏡を購入しましたが、すぐに、もう少し大きく見たいと思いました。
勿論、屈折式天体望遠鏡の倍率をあげることも可能ですが、ここは、解像度の問題がでてきます。
カメラと同じで画素数が少ないものをいくら拡大しても写真が鮮明にならないのと同じような感じです。
なので、どうしても、天体望遠鏡自体の性能をあげるしかないわけです。
で、ここからが選択する際に気を付けるべき点です。
・ 天体望遠鏡の重量
・ 天体望遠鏡の長期利用を前提とすべき
1) 天体望遠鏡の重量
これは、性能も大事ですが、使いこなせることが一番大事です。
そのためには、星座を見たいときにすぐにセットできるのかにかかわってきます。
木星や土星などの縞模様やリングをみたいと思うと天体望遠鏡の口径を大きくすればするほど、見やすくなります。
しかし、これに伴って、重量も増加していきます。
私は、非力なので、10kg以内ぐらいが妥当と思っています。
実際に、10kg以上の反射式天体望遠鏡を持っていますが、ほとんど、使う機会がありません。重すぎて、外に持ち出すのに相当な力が必要です。
これを毎日、寒空の中で実行するのは、無理だと思いました。
勿論、それだけの重さですので、実際に、木星や土星を観察したときの感動は凄いものがありました。
しかし、使用頻度が減るのなら、購入は止めた方が賢明だと思いました。
勿論、購入したこと自体は後悔していませんが。。
それで、非力な人は、10kg以内の天体望遠鏡が良いと思っています。
2) 継続的に使用するなら拡張性が高い天体望遠鏡を選ぶべき
10kg以内といってもそれなりに重量はあります。
だったら、もっと軽くすればと思いますが、この辺になると星座の大きさや拡張性が多少あった方が良いと思います。
拡張性があるといっても、もともと、各天体望遠鏡には、倍率を高めるために接眼レンズを変えるだけで済みます。
ただ、一つだけ、配慮したほうが良いのが、接眼レンズとして装着できるサイズになります。
接眼レンズのサイズは、接眼部サイズ31.7mm(アメリカンサイズ)と接眼部サイズ50.8mm(2インチサイズ)の2種類あります。
当然、接眼部サイズ50.8mm(2インチサイズ)のほうが見やすいです。
なので、天体望遠鏡を選ぶ際は、この接眼部サイズ50.8mm(2インチサイズ)に対応しているかが重要になります。
このような天体望遠鏡を選ぶコツについては、こちらをクリック→星座観察に後悔しないための天体望遠鏡を選ぶポイント
5.ある程度力のある大人のための天体望遠鏡を選ぶコツ
項番4で説明しているのは、非力な人が選ぶための天体望遠鏡です。
なので、200mm口径の反射式天体望遠鏡を紹介しています。
しかし、15kgぐらいまでなら、持ち運びも楽にできるあなたのような人もいると思います。
このような力のあるあなたであれば、もう一段階上のレベルの天体望遠鏡を選ぶのも良いと思います。
というかこれぐらいのサイズだとかなり星座も大きく美しく見えて満足度が高くなります。
普通は、これぐらいのサイズになると値段も高くなってきます。
ただ、上記の二つの天体望遠鏡はセットになっていたので、それなりに使い勝手が良いかと思い紹介しています。勿論、日本製ということもあり、安心感もあります。
今回のは、セット商品ではありませんが、基本的には、200mm口径の反射式天体望遠鏡の上位商品になっています。
なので、反射式天体望遠鏡単体と赤道義を組み合わせると200mm口径の反射式天体望遠鏡のセット商品相当(値段は別です)になると考えることができます。
しかし、値段は、かなり高額になってしまいます。200mmセットより10万円以上も高くなります。
しかし、ちまちまと安い天体望遠鏡を買いながらグレードをあげていくよりも、それだけの価値があると思っています。
具体的には、下記の二つの商品を組み合わせることになります。
・ 250mmの鏡筒サイズの反射式天体望遠鏡を選択
・ 自動追尾式赤道儀:250mmの鏡筒サイズの反射式天体望遠鏡まで搭載可能
この250mmの反射式天体望遠鏡の口コミがのっていて、かなり、鮮明に見えると記載されていました。
なので、天体観察には、効力を継続して発揮できると思います。
多分、この組み合わせを購入すれば、間違いなく、上位の口径の反射式天体望遠鏡は必要なくなると思いますね。
ただ、重量の点で力のあるあなた向きということを忘れないでください。
1) 今回説明している250mm反射式天体望遠鏡の鏡筒本体とは
具体的な仕様は下記の通りです。254mm高精度放物面鏡を採用のニュートン式反射望遠鏡+デジアイピースになっています。
なので、他に必要なものはないでしょう。気になる重量は14.5kgです。
SE250N CR鏡筒の特長
● 主鏡には254mm放物面鏡を採用
● 厚さ0.5mmの薄い羽根タイプのスパイダー
● 明るく見やすい9×50ファインダー
● 接眼部サイズ/31.7mm(Tマウント取り付け可能)、50.8mm
● 感触が良くスムーズなアルミ製フォーカスノブ
天体望遠鏡の種類 | 反射式 |
対物レンズ/主鏡有効径 | 254mm |
焦点距離 | 1200mm |
極限等級 | 13.79等星 |
F値 | 4.7 |
集光力 | 1316.6倍 |
分解能 | 0.46秒 |
ファインダー | 9倍 50mm |
サイズ | 外径288mm×長さ1120mm |
重量 | 14.5kg |
付属品 | 9×50mmファインダ |
⇓ ⇓ 今回の250mmの反射式天体望遠鏡はこちらをクリック
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2) SE250N CR鏡筒を載せるための赤道儀、架台セット
具体的な仕様は下記の通りです。気になる重量は、赤道儀が16kgで
三脚が7.5kg、重りが2個で10.2kgということです。
なので、総重量は34kgに近いですね。勿論、一気に運ぶわけではありません。
一個づつ運ぶのでそれほど大変ではないと思います。
■ステッピングモーターを内蔵
ステッピングモーターとマイクロステップ回路を内蔵し、高精度な追尾を実現。 モーター取り付けのわずらわしさもありません。
■静音高速導入が可能
最高800倍速(対恒星時)の高速導入ながら、駆動音は大変静か。 深夜の住宅地などでの観測でも音を気にすることなく観測可能です。
■13,436個の天体を記憶した「SynScan」システム
「SynScan」システムの登録天体は、惑星はもちろん、メシエ天体、NGC、IC天体も網羅。また、市販のプラネタリウムソフ トをインストールしたパソコンと連動させることも可能です。
[対応ソフト](2012年2月現在):「Super Star IV」Seedsbox /「ステラナビゲーターVer.8」アストロアーツ
■ウエイト軸を内蔵
ウエイト軸はマウントに内蔵されており、ワンタッチで引き出し可能。わずらわしい取り付け作業は不要です。
■高い安定性を誇る三脚
マウントを支える三脚には直径1.75インチのステンレスパイプを使用。眼視観測のみならず、特に写真撮影の際には威力を発揮します。
形式 | 両軸モータードライブ装備 天体自動導入ドイツ式赤道儀 |
赤径ウォームホイル歯数 | 180枚 |
赤緯ウォームホイル歯数 | 180枚 |
駆動モーター | ステッピングモーター(駆動周波数約104PPS マイクロステップ駆動) |
極軸望遠鏡 | 内蔵(明視野照明付き) |
駆動速度 | 最高800倍速(対恒星時10段階で設定可能) |
追尾モード | 恒星時、月、太陽の3モード |
記憶天体数 | 13,436個(メシエ天体すべてとユーザー設定25個を含む) |
対荷重 | SE250N CRまで搭載可能 |
付属三脚 | ステンレス製・伸縮式 |
電源 | DC12V電源 2A |
高さ | (赤道儀本体)41cm (三脚)85~147cm |
重量 | (赤道儀本体)16kg※ウエイトを含まず (三脚)7.5kg |
付属品 | コントローラー、RS-232Cケーブル、ACアダプター(12V2A)、シガーソケット電源コード、工具、バランスウエイト5.1kg×2 |
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