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天体望遠鏡 星空観察

星座観察は冬がベスト!初めて天体望遠鏡を選択する際に後悔しない7つのポイント

 


 

星座観察は冬がベストシーズンです!

初めて天体望遠鏡を選択する際に後悔しない7つのポイントとはなんでしょうか?


 

関東地方に住んでいる方ならわかると思いますが、冬の通勤の帰り道にふと夜空を見上げてみると星がキラキラと輝いていたり、また、点滅を繰り返していたりとしているのを見ると、いつかは、この星たちを天体望遠鏡で見たいなって思いませんか?

しかし、実際に、購入するまでには至らず、そのまま、気持だけで取り敢えず、放置してしまっていることになりますよね。

でも、それでも、いつかは、子供と一緒に星座観察ができたらいいなって思いながら、寒空の中を家路に急ぐという経験をなんどもしたことがあると思います。

とにかく、関東地方の冬は晴れることが多いので、星空は気にかかります。

私は、以前、住んでいた小田原では、天体望遠鏡のための台座を鉄パイプと厚手のベニヤ板で2m四方もあるものを作りました。

何故、これを作ったかというと天体望遠鏡は、非常に重量があり、簡単に外に持ち出すことができず、家からローラーでそのまま外に持ち出せるように台座を外に作りました。

今は、もう、台座を壊してしまいましたが、かなりの時間とお金をかけて作りました。

それほど、星座観察に夢中になっていました。

さて、そんな星座観察のための天体望遠鏡ですが、想像以上に値段が高いです。

なので、どうしても、最初は、安いものから購入していました。

ところが、安いものは、結局、使い物にならないことが分かってきます。

何故なら、星座の見え方も大きさも今一つで感動がないんですよね。

そこで、私の経験から、あなたが、天体望遠鏡の選びで後悔しないようにと思って、重要な選択の判断ポイントを記載してみることにしました。

ここでいう後悔とは、失敗というほどでもありませんが、次第に、高級なレベルの天体望遠鏡が欲しくなってくるということです。

つまり、できるだけ、無駄な投資をしないで、ある程度までは、継続使用できる天体望遠鏡を選択できればと思っています。

1. ポイント1:天体望遠鏡は、反射式天体望遠鏡を選択すべき

天体望遠鏡には、屈折式天体望遠鏡と反射式天体望遠鏡の2種類があります。

この中で、操作性が良いのは、勿論、屈折式天体望遠鏡になります

詳しくは→子供と一緒に楽しめる天体望遠鏡とは)。

実際に、私も、屈折式天体望遠鏡を持っています。ただ、口径が小さいので、鮮明さはありますが、大きさが不十分でどうしてももっと大きく見たくなってきます。

そのため、更に、大きな口径の屈折式天体望遠鏡を探してみると値段が非常に高くなります。しかも、口径は、どうしても150mmぐらいが限度のようです。

私は、反射式天体望遠鏡の鏡筒径が200mm300mmをもっていますが、

300mmでみた星座の輝きと大きさには感動しました。

そこで、まず、最初に天体望遠鏡を選ぶなら、思い切って、反射式天体望遠鏡を選んだ方がいいです!

次に、反射式天体望遠鏡の鏡筒サイズですが、お勧めは、200mmから300mmです。

2. ポイント2:反射式天体望遠鏡の口径の選び方の判断基準とその理由は何?

まず、天体望遠鏡の鏡筒サイズの大きさと明るさは比例しています。

つまり、鏡筒サイズが大きくなればなるほど、星座の光を多く集められるということになります。

これは、よく考えればわかると思いますが、鏡筒の中に入った光で星座を見ることになるので、口径が小さければ、光があまり入らないので、暗くなり、大きくなれば、光の量も多くなるので明るくなります。

なので、150mmとかは、あまり、お勧めできません。この辺は、屈折式天体望遠鏡との違いです。

屈折式天体望遠鏡は、このサイズだと値段も高く、レンズの性能も良くなっていて、それなりに明るく鮮明になります。

しかし、反射式天体望遠鏡は、鮮明さも明るさも中途半端なものが多いです。

特に、値段の安さにひかれて購入すると必ず後悔しますよ!

では、一番良いのは、どのサイズかが気になりますよね。

理想的には、250mmがベストという気がします。私は、250mmは持っていません。

何故、持っていないかというと、最初は、当たり前に値段の安さに引かれて150mmを購入してしまいました。

ところが、全く、鮮明さもなく、明るさもなくということで、次に手を出したのが、300mmです。

これは、非常に明るく鮮明で、星座を見た時に感動したのを覚えています。

しかし、如何せん重量が重く、外に運ぶのが大変で、殆ど使用することがありませんでした。

そこで、次に、200mmか250mmかで悩みました。

勿論、大きさだけでは、星の鮮明さが決まるわけではないので、200mmの有名なメーカーの天体望遠鏡を選択しました。

鮮明さ明るさレンズの性能など評価も高いと評判でした。

ところが、いざ、星座を見てみるとメーカーが宣伝しているほど鮮明でもなく、多少、がっかりという感じでした。

ただ、重量が天体望遠鏡本体だけで8Kg強ぐらいなので持ち運びには便利だと思います。

次に250mmも欲しいと思っていましたが、300mmがあるので、ここは、ぐっとこらえて我慢している状態です。

そこで、私が購入した経験から言うと250mmは魅力的にみえますが、当然、重量も増加します。

持ち運びの良さを考慮すると200mmでも十分ではないかと思ます。

3. ポイント3:反射式天体望遠鏡の口径200mm以上は、拡張性が高い

前述しているように星座を観察するには、明るさが大切といいました。

更に、星座を観察する上で重要なのは、視野の広さがあります。

一般に、反射式天体望遠鏡で星座は、反射式天体望遠鏡の底部にある対物主鏡で反射させた星座の像を反射式天体望遠鏡の先頭部分にある接眼レンズでみることになります。

接眼レンズのサイズは、接眼部サイズ31.7mm(アメリカンサイズ)が多いです。

しかし、鏡筒径が200mm以上になると接眼部サイズ50.8mm(2インチサイズ)のレンズにも対応しています。

当然、ここに、反射してきた星座をみるのでこの接眼レンズの口径が大きいほうが見やすいですよね!

勿論、この50.8mm(2インチサイズ)の接眼レンズは標準ではついていないので、別に購入する必要があります。

そして、値段もそれなりに高くなります。

通常、鏡筒本体を購入すると接眼レンズ(アイピースと呼びます)が2種類付属してきます。

この接眼レンズの口径は接眼部サイズ31.7mm(アメリカンサイズ)です。

勿論、接眼部サイズ31.7mm(アメリカンサイズ)の接眼レンズも新規に購入することも可能です。

付属の接眼レンズは、一般的に廉価なものが大半です。

それと普通では、アイピース(PL10mm・PL25mm)が2種類付属しています。勿論、例外もあります。

一般的に、問題ない倍率なので、最初の段階では、標準に付属しているアイピースで十分だと思います。

ただ、天体望遠鏡を購入するごとにほぼ同サイズのアイピースが付属してくるので、余り、多くの種類の天体望遠鏡を揃えるのは、得策ではないと考えます。

なので、最初に購入するのは、後悔しないレベルの反射式天体望遠鏡を選ぶのが良いといっているわけです。

基本は、この最初に購入した反射式天体望遠鏡を使いこなすことが一番大事ではないかと思います。

そして、ある程度、使いこなせるようになってから、次のレベルの反射式天体望遠鏡を購入するのがコスト的に良いのではないかと思います。

一番、最初に、欲しくなるのは、アイピースになると思います。

具体的には、どうしても、倍率を高くしたり、低くしたりと(PL値の数値が低いほうが倍率が高くなります)考えるようになります。

勿論、これらの接眼レンズは、鏡筒本体が150mmでも使用可能なので、このレベルでは差は無いと思います。

但し、高倍率を求めるようになると今度は、解像度の問題もでてくるので、150mmサイズの鏡筒本体では、装着できる接眼レンズにも制約がでてきます。

以上から、徐々に、購入した天体望遠鏡の性能をあげようとするには、最低でも200mm以上が望ましいということになります。

1) アイピースのサイズと星座との関係

星雲、例えば、冬の星座で有名なオリオン座の中心部に星雲があります。

星雲は星の集合体なので、それほど、高倍率である必要がありません。

なので、アイピースはPL40mmぐらいが良いと思います。

高倍率になると星雲は、逆に見えにくくなります。

2) 惑星を見るには、高倍率が良い

やはり、冬の惑星と言えば、木星になります。

木星は、4つの衛星があるので、見えると非常に感激します。

特に、低倍率でも4つの衛星はみることができますが、ここは、高倍率で高解像度だとより鮮明にみることができ、感激も非常に高いですね。

4. ポイント4:反射式天体望遠鏡で200mm以上を進める理由:ファインダーのサイズが9倍50mmが付属

反射式天体望遠鏡で200mm以上のものを購入すると星座や惑星をみつけるためのファインダーの性能が9倍50mmが付属しています。

このファインダーは、実際に、反射式天体望遠鏡で見たい天体を見つけるために使用します。

一般的には、9倍50mmが天体をみつけるのに程よいサイズだと思います。

150mmになると6倍30mmと多少小ぶりです。

何故、このファインダーが必要かというと倍率が高いと逆に目的の天体を見つけにくいからです。

ファインダーで目的の天体を見つけその後で天体望遠鏡で目的の天体を詳細にみることになります。

しかも、倍率が高くなるにしたがって、アイピース内での天体の移動速度が速くなり、あっという間に、目的の天体を見失ってしまいます。

そのために、ファインダーがあるわけです。

勿論、ファインダーにはそれほどの性能は求められていません。あくまでも、目的の天体を見つけるためだけにしか使用しません。

5. ポイント5:反射式天体望遠鏡の重量が重要!使い勝手に大きく影響!

反射式天体望遠鏡の対物主鏡は、凹面鏡になっていて、ガラス面にアルミを付着させ鏡になっています。

このガラスが口径に比例して重量がましてきます。

鏡筒もそれなりに重量に影響しますが、原則的にいうと、鏡筒の筒は不要なんですね!

何故かというと、鏡筒内に星座の光を通しているだけで、別に、鏡筒に光が当たっているわけではないからです。

勿論、主鏡を支えたり、三脚に載せたり、ファインダーを載せたりとある程度の強度は必要になりますが、全てを頑丈に作る必要が無いわけです。

なので、反射式天体望遠鏡の重量の大半はこのガラスが占めることになります。

ちなみに、前述していますが、200mmで8Kg強250mmで14kgぐらいあります。

勿論、14kgでもある程度は、持ち運びができますが、冬の寒い時期に簡単に持ち運びができないと殆ど使用しなくなります。

8kgでも、寒空の中を持ち出すのは、大変だと経験から分かっています。

なので、200mmをすすめているわけです。

この他に、重りや三脚、赤道儀など重量のあるものがたくさんあります。

勿論、一緒に運ぶわけではないので、重量には加えていません。

ただ、何度か繰り返し運ぶ必要があるので、大変です。

できるだけ、運びやすいことが、使用頻度も高くなります。

勿論、寒くなければ、それほど問題ありませんが、想像以上に冬の真夜中は寒いです。

かなりの防寒対策をしても、厳しいと思います。

6. ポイント6:反射式天体望遠鏡を載せるための三脚などの選び方

実は、反射式天体望遠鏡を載せるための三脚と台座が重量と値段も高いのです。

三脚の種類には、経緯台と呼ばれるものと赤道儀と呼ばれるもののがあります。

経緯台は、操作性がいいです。ただ、載せれる鏡筒のサイズに制約があることが多いです。

経緯台は、通常6kgまでの天体望遠鏡が搭載可能です。なので、鏡筒径が200mm以上の反射式天体望遠鏡(重量は8kg以上あるので)は載せることができません。

主に、屈折式天体望遠鏡か鏡筒径が150mm以下の反射式天体望遠鏡に向いています。

赤道儀は、どちらにも対応していますが、基本的には、天体望遠鏡の重量にあわせて選ぶことができます。

ただ、重量もかなりありますし、値段も高いのがネックになります。

しかも、最近は、赤道儀には、星座を自動で追尾してくれる自動追尾装置がついていることが多く、そのために価格も高くなっているようです。

例えば、200mmをのせるための赤道儀だと重量は、赤道儀単体で10kg、三脚で5.6kgあります。

いかに重量があるかわかると思います。

しかも、値段は、18万円ぐらいです。

ちなみに、200mmの反射式天体望遠鏡の本体の値段は、安いもので4万7千円です。

合計金額で23万円ぐらいです。

勿論、反射式天体望遠鏡は、もっと高額なものもあります。

ただ、最初に購入するには、このようなセットから始めるのが良いかと思います。

7. ポイント7:アイピースなどをグレードアップするとどれぐらいかかるか

まず、初めて天体望遠鏡を手にするとすぐに欲しくなるのが、アイピースです。

アイピースは、セットで販売されているものもあります。サイズは、複数種類入っています。

なので、好きな倍率で星座を観察することができます。

ただ、使用するアイピースは限られるというかそれほど、変える必要が無いので、

ある程度高級なアイピースを単品で購入するのが良いと思います。

私は、追加で購入したのは、PL5mmで価格が1万円ほどのものと2インチサイズのPL40mm8千円のものです。

それ以外は、反射式天体望遠鏡に付属のアイピースを使用しています。

8. 自動追尾装置とは

地球は、北極を中心とした軸を中心にして自転しています。なので、目的の星座を捉えてもすぐに視界から消えてしまいます。

これを防ぐには、地球の自転と同期を合わせて反射式天体望遠鏡も自転させることが必要になってきます。

倍率が低いときは、ある程度手動でも追尾できますが、高倍率になるに従って、目的の星座を見失ってまいます。

なので、自動追尾装置があると非常に星座観察が楽になります。

勿論、反射式天体望遠鏡の軸を北極の軸に合わせる必要があります。

当たり前のことですが、この軸があっていないといくら自動追尾装置が働いても、天体望遠鏡の軸と天体の軸がことなるので、全く星座の動きと違う動きをしてしまいます。

でも、安心してください。

この自動追尾装置がついている赤道儀には、北極に軸あわせができる装置が付属しているので、簡単に北極の軸に合わせることが可能になっています。

もし、赤道儀を単品で購入するとこの軸合わせの装置が付属していないとで別に購入する必要があります。

だいたい、1万円ぐらいだと思います。

ほぼ、これぐらい揃えれば、反射式天体望遠鏡を使用状態にもっていくことができます。

説明書には、手動で、天体の軸に合わせる方法も記載されているかもしれませんが、記載されている意味は理解できると思います。

ただ、具体的に実践するのは、結構、大変だと思います。

勿論、天体の軸合わせを手動で行う場合には、昼間の晴れている日となります。

実際に、昼に天体の軸合わせを行ったこともありますが、面倒ですね。

できれば、道具を使うことが良いのではないかと思ます。

ただ、購入したばかりは、何も分からないので、天体の軸合わせをすぐに行わなくても、天体の観測はできます。

多分、そんなことより、一刻も早く、星座をみたいはずだと思います。

このへんは、ある程度、慣れてきたらでいいのではないかと思いますよ!

9. 反射式天体望遠鏡で一番やっかいなアイピースへの結像させるための調整

反射式天体望遠鏡の仕組みは、簡単にいうと主鏡に星座の像を結ばせて、それをアイピースまで反射させることによって、星座を観察することができるようになります。

だから、反射式天体望遠鏡と呼ばれています。

この星座を結像させることを反射式天体望遠鏡の軸合わせといいますが、最近の反射式天体望遠鏡はあまり狂っていないことが多いです。

なので、購入後に星座を観察しても問題がない可能性が高いです。

私も2台もっている反射式天体望遠鏡の軸合わせを行ったことがありません。

しかし、通常、ネットで購入すると思いますが、その輸送している間に軸がずれてしまうことがあります。

なので、実際に、反射式天体望遠鏡をセットしても星座が見えないようなら、軸がずれている可能性が高いです。

これも、軸合わせ用の装置が販売されています。価格的には1万円ぐらいかと思います。

この原理は、アイピースからレーザーを発射させてアイピースに正しく戻ってくるように調整していきます。

調整のためのねじは、反射式天体望遠鏡についているので、この道具を使用すれば、簡単に軸合わせが非常に簡単にできます。

勿論、慣れてくれば、このような道具を使用しなくてもできますが、普通は、初心者には、かなり難しいです。

一応、軸合わせの説明書も入っていますが、簡単ではないと思うので、道具を購入したほうが良いのではないかと思います。

以上で、反射式天体望遠鏡は使えるようになります。

非常に大変なように思えますが、実際には、それほど難しくはありません。

購入した天体望遠鏡を三脚に載せて観察することができます。

三脚や赤道儀への搭載やファインダー、アイピースの搭載なども簡単にネジ止めでできるようになっています。

 

10. いよいよ、星座観察!星座観察の前に月のクレーターを観察してみましょう

星座をいきなり観察するのは、難しいと思います。

なので、手始めに、月のクレーターを観察してみましょう。

ただ、注意しないといけないのは、月は、非常に明るいです。

なので、三日月以下の時に観測するのが良いです。

しかも、月の暗い部分を観察するのがコツです。

実際に、反射式天体望遠鏡で三日月のクレーターをみると下図のように影に近い部分が良くみえます。

ぜひ、試しに、月のクレーターから観察して、クレーターの美しさを観察してください!

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